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2014年5月アーカイブ

 フジもキリも家紋にも使われて皆から親しまれています。

 特にキリは、木材の中では最も軽く、湿気を通さず加工しても割れや狂いが少ないことから、

高級木材として使われています。

 また、成長が早いことから、かつて日本では女の子が生まれるとキリを植え、結婚する際には

そのキリで箪笥を作り嫁入り道具にするという風習もありました。このため、集落の周辺にキリを

よく見かけることができます。

 一方、フジは、かつては山麓ではあまり見かけることができない花でした。

 フジはツル性であることから、植林したスギに絡みついて光合成を妨げるほか、幹を変形させ商

品価値を下げるため、林業を営む者にとっては天敵です。 

 このため、山に住む人々は、フジのツルを見ると自分の持ち山だけでなく、他人の山に生えている

フジも見つけると刈り取りました。

 白峰地域には「報恩講さまにもナタ(鉈)」という諺(ことわざ)があります。

 報恩講は、大事な仏事で正装して出かけるのですが、その際にも、ナタ(鉈)をもって出かけ、フジ

を見たら刈り取りなさいという意味です。

 こうしたことから、以前はフジの花を見ることが少なかったのですが、最近では、日本各地の人工

林でフジの花が咲いている風景が増えてきました。

 原因の一つとして、木材価格が長期間にわたって低迷していることから、山林の管理が行き届い

ていないことが挙げられます。

 フジの花は、春の白山麓地域の美しい景観として親しまれるようになりましたが、その裏には、林

業経営者の嘆きの声があることを忘れてはならないと思います。

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スギの木に巻き付いたフジ

 

白山ろく地域では、春になるとフジの花とキリの花が見られます。

フジもキリも紫の花で、新緑の中では一段と映え、今年は、天候に恵まれて いることから、

花の時期が長いような気がします。

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フジ(藤)の花

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キリ(桐)の花

フジは、5月上旬頃から咲き始め、キリは5月中旬から咲きます。手取川の中流付近では

そろそろ花の時期が終わろうとしていますが、白峰地域や尾口地域では、今でもフジとキリの花を

同時に楽しむことができます。白山麓に出かけたら、是非、立ち止まって見比べてください。

5月24日(土)に白山手取川ジオパーク水の旅学を開催しました。
今年度は「手取川扇状地」について学ぶということで、
第1回目は「水の旅~海と扇状地のエリアを旅する」と題して、
金沢大学の青木賢人(あおきたつと)先生に講演いただきました。
午前10時から白山市民交流センター4階AV講義室で講義が行われました。参加者は31名でした。

青木先生によれば、手取川扇状地は他の扇状地よりも横に広く、でこぼこが少なく滑らかで美しい扇状地ということです。
また、一般的な扇状地では水が乏しく、畑や果樹園がおこなれるが、手取川扇状地では水田が広がっているという点でも
他の扇状地とは違うものであるということでした。他の地域にもっと自慢してもよい扇状地であるとも言っていました。
2時間近い講義でしたが、先生はステージを所狭しと動き回って、パワフルな講義でした。

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午後1時からは現地見学会を行いました。17名の参加がありました。
始めに、砂利採取場では扇状地の断面を見学したあと、道の駅しらやまさんでは手取川の河原を見学しました。
河原の石の大きさや形を説明していました。
この河原にあるような石がたまって、扇状地を作っていったということです。

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道の駅しらやまさんから獅子吼高原へ向かいました。
獅子吼高原ではロープウェイで頂上まで登り、スカイ獅子吼の屋上から扇状地を眺めました。
眼下には綺麗な形の扇状地が広がっていました。

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天気が良かったので、日本海まで見渡せました。
パラグライダーをしている人も見かけました。

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 この後は、川北町にある村囲堤(むらがこいづつみ)を見学しました。
この堤は下流にある中島町の集落を洪水から守っています。
昭和9年の手取川の洪水ではこの堤のおかげで、集落は少ない被害で済んだそうです。

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最後に霞堤(かすみてい)を見学しました。
この堤は洪水の被害を少なくするために、途中で切れています。
これは洪水が起きたときに、堤の境目に川の水が流れ込んで、洪水の勢いを少なくするものです。
部分的に川の水が流れ込みますが、流域全体として被害を少なくするような仕組みとなっています。

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ちなみに、手取川の霞堤は土木学会の平成24年度選奨土木遺産となっています。

この回の講義や現地見学会では、手取川扇状地の特徴や歴史について学ぶいい機会でした。

次回は7月26日(土)に行います。テーマは「七ヶ用水について」です。
ぜひご参加ください。

 

 

追伸
バスの中から白山がきれいに見えました。

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幻日環(げんじつかん)を初めて見ました。

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5月17日(土)白峰地区の大嵐山で「感性のびのびジオサタデー」事業が開催されました。

この催しは、土曜日を利用して白山手取川ジオパーク内の様々な体験をするもので、小学生が対象です。

初回の今回は、大嵐山で木の名札付けやブナ林の観察を行いました。

 

まずは、山や山の仕事についてのお話をうかがい、山道の確認をして出発です。

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子どもたちは、お気に入りの木を選んでその木の名札杭を作成しました。名札のデザイン、ビスの取り付け、杭の打ち込みにも挑戦です。

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午後からはブナ林で森林についてのお話を聞き、最後に胸いっぱい新鮮な空気を味わってきました。

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子どもたちが帰った後、スタッフの面々は先ほどとは別の尾根を進み別のブナ林へ・・・こちらのブナの木の方が色白なのでは・・・?と思えました。

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絶好のアングルで右のブナの木を撮ろうとするスタッフ達。それぞれのこだわりが表れてます!

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ゴールデンウィーク最終弾は、おまけです。
 
来年春開業の北陸新幹線で使用される新型車両E7系に乗ってきました。
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こないだ、白山総合車両所に新型車両W7系が運び込まれた!ということで
こちらでは一大ニュースになりましたが、
実は新型車両は既に、営業運転を始めているんです!
 
北陸新幹線は、高崎~長野間が先行して、
通称「長野新幹線」として1998年に開業しています。
この長野新幹線に、3月から新型車両E7系が走り始めました。
 
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先頭の12号車は噂の”グランクラス”
グリーン車よりもワンランク上の、超高級車両です。
新幹線の普通席は1列5席、グリーン車でも4席ですが、グランクラスは何と3席!
庶民の私は中には入れませんでしたが、窓の外から見るだけでも心地よさそうでした。
 
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普通車の車内は、赤を基調とした上質なデザイン。
そしてなんと、全座席にコンセントが割り当てられています!
 
来年になれば、この車両が金沢まで乗り入れてきます。
みなさんもぜひ、お試しください。
 
 
〔おまけのおまけ〕
この新型車両、E7系と呼ばれることもあれば、W7系と呼ばれることもあります。
実はJR東日本(東京~上越妙高)とJR西日本(上越妙高~金沢)が共同開発したもので、
JR東日本所有車両はE7系、JR西日本所有車両はW7系と名付けられています。
現在長野新幹線で走っている車両はE7系で、白山総合車両所に搬入された車両はW7系です。
といっても、中身はほとんど一緒なのですが・・・
ゴールデンウィーク第3弾は、ジオツアーです。
 
日本地球惑星科学連合大会の合間を利用して、
「南から来た火山の贈りもの」をテーマとしている伊豆半島ジオパークの
〝独立単成火山と海と人の暮らしをめぐる伊東ジオツアー“に参加しました。
 
コースは、
伊東駅~大室山(伊豆東部火山群の中で最大のスコリア丘)~さくらの里(昼食)
~城ケ崎海岸~一碧湖(マール)~伊東駅というコースです。
ガイドを務めていただいたのは、伊豆半島ジオガイド協会(NPO法人まちこん伊東)の皆さまと
伊豆半島ジオパーク推進協議会のスタッフでした。
楽しい1日をありがとうございました。
 
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大室山にはリフトで登ります。
スキーでリフトに乗ることはあっても、山に登るためのリフトは初めてでした。
 
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山頂の火口です。
火口底ではアーチェリーができますが、不思議な光景です。
 
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昼食を食べた「さくらの里」からの大室山です。
比較的若いスコリア丘であることから、お椀をかぶせたような、きれいな山容です。
 
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「さくらの里」にあるスコリアラフトです。
外殻は溶岩、内部はスコリアという不思議な岩石です。
ラフトは「筏(いかだ)」と意味だそうです。
山頂にあったスコリアが溶岩に乗って流れ出た時に作られたそうです。
 
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城ケ崎海岸です。
ここの海岸は、大室山からあふれ出た溶岩が、相模湾に流れ込んでできました。
いがいが根と呼ばれる溶岩が冷えて固まるときにできる
デコボコした地形や柱状節理などを見ることができます。
 
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不思議な丸い石です。
波の力でポットホール(甌穴)が造られていますが、
ポットホールを作っている石が球体になり、
そのまま残されていると考えられているそうです。
自然の力って凄いですね!
 
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イワタイゲキ(トウダイグサ科)です。
白山には、同じ仲間のハクサンタイゲキが咲いています。
太平洋側の暖かい海岸に咲く花と、雪の積もる高山帯に咲く花が、同じ仲間です。
自然って不思議ですね!
 
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一碧湖です。
火口にできた湖で「伊豆の瞳」と呼ばれています。
海に近い低層湿原が様々な植物を育んでいます。
 
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ジオツアーが終わり、伊東駅前で夕食をいただきました。
もちろん伊豆半島といえば金目鯛です。
金目鯛は深海に棲む魚で、比較的近い場所に深海がある伊豆半島(下田漁港)は漁獲高日本一だそうです。
写真は、「金目鯛」の姿煮付けで、その横は、アジのフライです。
何を食べても大変おいしくいただきました。
 
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最後に気になったお品書き。
「火星人の干物」。
何でしょうか。
お腹が一杯で注文しませんでしたが、気になって写真を撮りました。次回には挑戦。
 
ゴールデンウィーク第2弾は、JpGUに勝るとも劣らない重要目的、
日本ジオパーク全国大会の開催希望プレゼンテーションです。
 
日本ジオパークネットワーク(JGN)では、毎年1回、
全国のジオパーク関係者が集まる日本ジオパーク全国大会を開催しています。
第1回の糸魚川以来、洞爺湖有珠山、室戸、隠岐で開催して、今年は南アルプスです。
 
その次、2015年の大会の開催地を決めるため、
開催を希望するジオパークがJGN理事会の場で公開プレゼンを行い、
投票で開催地を決定しました。今回の立候補地域は、
男鹿半島・大潟、伊豆半島、霧島、そして私たち白山手取川です。
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私たちからは、
・分科会を充実させた大会  (「顔の見える」規模で!)
・現場重視の大会       (ジオの資源を見て議論!)
・市内分散型の大会      (白山手取川GP全域で分科会開催!)
・近接地域で連携する大会  (互いを補い合う!)
の4つのポイントを提案しました。
 
特に最後の近接地域との連携ではお隣の恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークと連携し、
ジオツアーだけでなく、分科会も分担して開催することで、施設などの収容能力や、
ジオパークとしての魅力を互いに補い合うことができるのではないか、
それが、今後の全国大会開催の1つのキーワードになるのではないか、と
提案させていただきました。
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この理事会で、2015年の大会開催地は、霧島ジオパークに決まりました。
残念ながら、白山手取川での開催は成りませんでしたが、
これからも、ジオパークネットワークの発展に向けて、
新しい提案を続けていきたいと思います。
だいぶ前のことになってしまいましたが、
ゴールデンウィークにスタッフ何名かで東京・横浜に行ってきました。
色々な行事があったのですが、何回かに分けてご報告します。
 
まずは最大の目的、日本地球惑星科学連合大会(JpGU)です。
JpGUとは地球科学系の学会の連合体で、毎年5月に数千人規模の大会を開いています。
この大会の中で、ジオパークのセッションも2つ開催しています。
そのうちの1つは何と、新しいジオパーク申請地域の公開審査なのです!
 
今年の公開審査は4月30日でした。
世界ジオパークへの推薦を希望する地域が2地域、
日本ジオパークへの加盟を希望する地域が6地域です。
1,000人も入る大会場で、衆人環視のプレゼンテーション・・・緊張しますね(聴く方は楽ですが)
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合わせて、ポスターセッションも行われました。
日本各地のジオパークでの取り組みが紹介され、あちらこちらで活発な議論が交わされていました。
(ポスター会場は他のセッションと共同です)
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もう1つのセッションは、5月2日に開催されました。
白山手取川ジオパークの関係者からは、教育活動、国土交通省との連携、
ユネスコエコパークと国立公園との連携をテーマに、3名が発表しました。
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講演の要旨は、下記のURLからご覧いただけます。
該当するのは「O-06日本のジオパーク」と「M-IS35ジオパーク」です。
「ALL(日)」をクリックして、ダウンロードしてご覧ください。
ゴールデンウイーク中の5月3日に、
2つのイベントが開催されました。
 
ゆきママとしずくちゃんは朝早くから遊びにいきました~。
 
まずは、「緑と花のフェスティバル」!
講習会のテント内でジオパークのパネル展示もしましたよ。
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会場ではたくさんのお花、盆栽などが販売され、
大鍋で作られためった汁が振る舞われると、長蛇の列ができていました!
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午後は河内ふじ祭りにもお邪魔しました!
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そばソフトクリームや山菜の天ぷらなどなど、
地域ならではの美味しいものを発見できた一日でした。
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ゆきママとしずくちゃん、大人気でしたよ~。
お家に連れて帰りたいという子どもがいるほど☆
 
2つのイベントでともだち100人できました!
写真をアップしたので、「ゆきママとしずくちゃん写真館」もぜひのぞいてみてください!!

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