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白山手取川ジオパーク推進協議会  TEL 076-274-9564  FAX 076-274-9546  E-mail geopark@city.hakusan.lg.jp

2014年9月アーカイブ

8月のことになりますが、近隣の商業施設が行っている、

地域の環境をテーマに体験・学習しているクラブの中で、

白山手取川ジオパークを案内してきました。

参加した小中学生には、白山ろくの自然や、手取川の水の旅・石の旅を

体験してもらいました。

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当日は雨が降っていたため、百万貫の岩に触ることはできませんでした

が、増水して茶色く濁った川と百万貫の岩を少し離れたところから見るこ

とができました。土石流によって巨大な岩が流されてきたことをイメージ

しやすかったと思います。

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中流の綿ヶ滝付近に来ると雨がやんだので、綿ヶ滝を見学しました。

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鳥越城跡では、子どもたちはたくさん走り回り、楽しんでいました。

遊んだあとは、川がけずってできた地形の勉強もしました。

複数の学年が一緒に活動しましたが、高学年の子のサポートのおかげもあって、

小学1年生も含め、普段見ない風景をそれぞれ楽しんでいたようでした。

9月5日、白山砂防特派員として、市内砂防工事現場を見学しました。

柳谷導流落差工は、白山の登山道からも見え、度々見学する機会もありましたが、
河内谷や赤岩の砂防堰堤などは、通りすぎるばかりで、今回、初めて見せていたきました。

既存のダムを太く高く補強するものやその内側に新しく設置するものなど、
その場の状況に応じた工事が行われています。
 

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改めて眺める現場は、トラックが小さく見えるほど大規模で、堤防上に立った際にはその高さに足がすくみました。

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 金沢河川国道事務所が発行する「白山砂防情報マップ」を見るかぎり、
見学見学した場所以外でも、数多くの砂防堰堤、砂防工事が行われています。                                      
見えないところで、このように私たちの生活を守ってくれているのだと、その資料を見て改めて知りました。

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見学当日、昨日夜半からの雨の影響で、川の水は茶色く濁り、水の勢いも増しているよう。
山合いの谷筋には土嚢が積まれ、対面の岩壁には大きくヒビが入る箇所なども見られ、
広島の土砂災害の直後だけに、「もしここで大規模な土石流が発生したら」「あの壁が崩れたら」と想像せずにはいられませんでした。

土砂流出は日々進み、崩壊浸食を完全に止めることはできません。
けれど、できるだけのその力を弱め、生活基盤を守るための努力を続ける、
白山砂防の現場は、危険と隣り合わせであり、自然とのせめぎ合いの場所なのだと実感しました。 

今年度も夏休み期間を利用して、小学4~6年生がジオパーク中を旅して学ぶ

「子どもジオパーク博士」を開催しました。少し遅くなりましたが、その様子をご紹介します。

 

全3回のプログラムのうち、第1回目は7/25(金)に「手取川誕生のヒミツ」と題して

山と雪のエリアの白峰方面を訪れました。

道の駅瀬女のジオパークコーナーで開講式を行い、ジオパークの概要について説明を受けました。

市ノ瀬ビジターセンターでは、白山の山頂の様子や土石流の力を確かめました。

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続いて新しく出来たビュースポットで百万貫の岩についての話を聞いてから、河原に降りて川や河原を観察したり、

百万貫の岩の周りを歩いて、大きさを実感しました。

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白山砂防科学館で土石流の威力について映像や資料で学んだ後、白山恐竜パーク白峰で石や化石を見てから、

化石調査を体験しました。

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山と雪のエリアの様々な石に触れた一日でした。

 

第2回目の子どもジオパーク博士は8/7(木)に行われました。

テーマは「手取川と一緒に旅しよう」で、川と峡谷のエリアにある白山ろく方面を訪れました。

 

中宮展示館では前回のおさらいをして、館内の見学後はお楽しみの川の観察へ。

川の様子、河原の観察、川の生き物よりも水遊びに興味がある子が多く、

冷たいと言いながらも水に親しんで(?)いました。

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手取峡谷では、河原に降りると目の前に現れる落差32mの綿ケ滝に圧倒されていました。

続いて訪れたバードハミング鳥越の下の河原では、上流と中流の川の違いを比べてから石の標本箱作りに挑戦。

フィールドノートを片手に石の種類を確かめながら標本作りを楽しみました。

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最後は白山ろくテーマパーク吉岡園地で景色を見ながら川の流れによって作られた河岸段丘について学びました。

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手取川の上流域から中流域まで川の流れに沿って下った一日でした。

 

最終回の第3回目は8/20(水)に「手取川と海との出会い」というテーマで、海と扇状地のエリアを訪れました。

まずは、道の駅しらやまさんのジオパークの展示を見ながら、これまで学んできたことのおさらいです。

あらためて、白山市全域が白山手取川ジオパークであること、3つのエリアに分けて考えられることを確認してから、

河原へ降りて、石の標本箱用の石探しをしました。足元の砂が濡れていることから、何日か前は、

自分たちのいるところも川の水が流れていたこと=水量が多かったことを実感していました。

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手取川七ケ用水管理センターでは、手取川から取り入れられた水が広い範囲に用水によって送られていること、

昔の人は苦労して水を確保していたことを学びました。

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手取川に沿って美川地区へ移動する途中、霞堤を車窓から見学し、その説明を聞くと減災の工夫に感心した様子でした。

その後は小舞子海岸で河口付近の話を聞き、石や砂を採集しました。

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石川ルーツ交流館では、今まで行った場所を思い出しながら、川の水の力や自然について展示を見学しました。

 

最終日は、「子どもジオパーク博士認定証」の交付も行われました。

ジオパークの紹介番組を見ていたら、番組に出ている”ジオ博士”本人が現れ、子どもたちは大喜び!

ワークシートを見せて、いかに勉強(?)したかをアピールしてました。

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最後は松任海浜公園へ。

砂浜の様子を観察したり、砂や砂鉄を採集しながら、午前中に訪れた小舞子海岸との違いを確かめていました。

こうして、子どもジオパーク博士のプログラムは無事に終了しました。

「子どもジオパーク博士」への認定と同時に、子どもたちには、「あなたが体験したこと、

知ったこと、発見したことなどを周囲の人たちに教えてあげよう!」という任務が与えられました。

子どもたちが、ジオ博士から与えられたこの任務をどのように実行してくれるのか、楽しみです。

  8月18日(月)公益社団法人日本地震学会が主催する平成26年度教員免許状更新講習

「ジオパークと防災」が白山市と白山手取川ジオパーク推進協議会の共催のもとで、県内

外から9名が参加して開催されました。

  講師は、白山手取川ジオパーク推進協議会の学術会議委員である、金沢大学理工研究

域自然システム系の平松良浩教授と人間社会研究域人間科学系の青木賢人准教授が務

め、ゲストスピーカーとして協議会事務局の山口事務局長と日比野専門員が参加しました。

  講習は座学だけでなく、富樫断層や手取川扇状地、島集落や霞堤・村囲堤、砂丘、湧水群

などのジオサイトを巡るフィールドワークを取り入れ、活断層が作る地形的特徴や扇状地な

どの地形形成等と自然災害やその防災対策について説明を受けました。

  参加者の感想は、「その土地において実際に起きた自然災害を科学的に学び、自然災害を

正しく恐れる必要がある。」「怖がらせるだけの防災教育ではダメ」「自然災害と自然の恵みは

表裏一体。ジオパークはその両方を学ぶことができる」など、ジオパークを活用した防災教育

に多くの期待が寄せられました。

  白山手取川ジオパークでは、今後もジオパークを活用した防災教育に積極的に取り組んで

いきたいと考えています。

平松・青木先生リサイズ (224x162).jpg 噴砂の剥ぎ取り模型 (224x149).jpg

活断層が作る地形的特徴を説明する平松教授と青木准教授。

過去にあった噴砂の剥ぎ取り模型で、富樫断層の活動について説明。

獅子吼高原から手取川扇状地を眺める (224x149).jpg 水害記念碑 (224x149).jpg

獅子吼高原から手取川扇状地の形成過程や特徴を説明。

昭和9年に発生した手取川大水害の記念碑。

   
   
   
   

 

 8月23日(土)から29日(金)にかけて 日本初の7日間ステージ制のアドベンチャーロングトレイル

「白山ジオトレイル」が、白山手取川ジオパーク内で開催されました。

ジオトレイルは、最近、日本でも愛好者が増えつつあるトレイルランニングの一種です。

白山ジオトレイル」は、約250kmの7日間ステージ制と、約100kmの3日間ステージ制の2部門で行われました。

250km7日間の部門には20名、100km3日間の部門には17名の参加者がありました。(うち女性は6名です。)

  参加者は、食料や着替え、雨具、シュラフ、簡易トイレ等の必須装備品を背負いながら完走を目指します。

ステージ毎にキャンプ地が設けられ、参加者同士が同じテントの中で寝泊りします。

  大会を運営するサポーターも選手と同じキャンプに寝泊まりします。

 7日間ぶっ通しで参加しているサポーターも多く、選手・サポーターの心が一つになる大会です。

 トレイルランニングというと、野山を脱兎のごとく駆け巡るイメージがありますが、「白山ジオトレイル」は、

大地(ジオ)や自然に感謝しながら、また、大地や自然と共存しながら、仲間と共走(“競争”ではありません。)して

自分自身にチャレンジする大会です。

  もちろん、タイムレースですので順位付けはありますが、ほとんどの方は完走することを目指して参加する大会です。

  参加者、サポーターの多くが、「楽しい貴重な時を過ごせた。」「多くの仲間ができた。」など、心に残る大会になりました。

  大会の模様を少し紹介しますが、関心のある方はインターネットで「白山ジオトレイル」と検索してください。フェイスブックもどうぞ!

「白山ジオトレイル」サイト http://www.hakusangeotrail.com/

「白山ジオトレイル facebook」 https://www.facebook.com/TeamHakusanMarathon?fref=ts

スタート時にゆきママと一緒に記念写真 (224x168).jpg 1日目 スタート時 (224x168).jpg

スタート前に、白山手取川ジオパークのイメージキャラクター「ゆきママとしずくちゃん」と記念撮影。

 

250kmの部門と100kmの部門が同時にスタート。今から楽しい(?)

 

加賀新道を登る (224x126).jpg 5日目百万貫の岩の前で (224x149).jpg

250km7日間の部門では、白山国立公園に登山するコースが設定されています。

ジオサイトである百万貫の岩を眺めながら、約30km先のゴールに向かって。

5日目白峰林西寺でのおもてなし (224x168).jpg CPで (224x149).jpg

キャンプ地では、地元の民謡でおもてなし(かんこ踊り)があります。

チェックポイントでは、水の補給と体調チェックがあります。

3日目一里野にゴール (224x168).jpg 6日目鳥越大日スポーツ施設にゴール (224x149).jpg

ゴールを目指して共走。長い道程も仲間がいるから楽しい旅(?)に。

6日目のゴール。ナイトステージになりました。ゴールでは選手・スタッフが総出で出迎えます。